大地リカバリー治療院

院長のブログ(2018年09月)

日々の施術などに綴った院長のブログです。

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先日、「歩くと膝が痛くて歩けない」と電話がありました。

新規の方には「どんな症状ですか?」とお聞きするのですが上記のようなお話でした。

よくよく話を聞くと「痛くて膝が伸ばせない」と言っています。

この時私の頭に浮かんだのは半月板損傷でした。

半月板がやられると膝が伸ばせないというのは典型的な症状だからです。

もし半月板だと病院だ、と思い「医療機関を紹介するかもしれませんが」と説明して

それでも診てもらいたいとのお話でしたので、評価しました。

いつからですか?

「一週間前からです」

心当たりのある動作はありますか?

「ありません」

膝の腫れ、熱感はありません。

膝関節裂隙を触診して反応をみます(半月板断裂や遊離しているとこの部位で圧痛がある)。

すると患者は「痛くないです」

次にマックマレーテスト、アプレーテストを行い

これも「痛くないです」

膝関節の可動域は屈曲(曲げる方)145°、こちらは問題ありません。

膝関節伸展は-50°でした。

-50°とは、普通太腿に対して脛は一直線になる所まで伸びますね。

ここから50°曲げた所、ここまでしか伸びないということです。

最大まで伸ばした所で「膝が痛い」と患者は言いました。

よく話を聞くと立っていて痛いのは結構痛い時間とそんなでもない時間があるということでした。

私はここまでの情報から「対応できる症例」と判断しました。

まず、半月板損傷である可能性は極めて低いということが分かったからです。

荷重して痛みに波があるというのは、神経痛である可能性もあります。

そして誘因となる動作はなかったということです。

そこで、腸骨の内側を触診し患者は「嫌か感じがある」と答えました。

上記の情報から腸骨筋による大腿神経の絞扼痛と判断して施術しました。

4日後に2回目の来院をされ、

膝はまっすぐ伸びていました。痛みも半分程度になったとのこと。

膝が伸ばせないということは股関節は曲がったままの恰好になるということです。

大腿神経は骨盤の内側で大腰筋と腸骨筋の間を通っているので、無理に動かそうとすると痛かったのですね。

大腿神経の枝は太腿の前側、膝前、脛の前、内側を支配しています。

これらの解剖学的な事柄と患者の訴え、徒手検査を合わせて何が問題かを考えるのが「臨床推論」といいます。

鍼を打つ技術より「どこに打つか」の方が大きく結果を左右します。

上記の患者に「膝が痛いから」といって膝に鍼を打っても良くならなかっただろうと思います。

これからも良い推論ができるよう精進していきます。

お彼岸を境に随分涼しくなりました。

特に女性の方は「冷え性」の方が多く、セルフケアが大切になります。

風が冷たくなる秋になると外気にさらされた足が冷え、さらに下腹、腰と冷えが伝わっていきます。

生理痛や不妊症など、婦人科系の気になる症状の多くは冷え性が原因であることも多いのです。

子宮は赤ちゃんを育む臓器であり、温かく軟らかいベッドでなくてはいけません。

そのためにはお腹を冷やさないことが大切です。また足を冷やさないためスカートをはく時はタイツをはくなど、下腹から脚を冷やさないように気をつけましょう。

また秋野菜である、さつまいも、里芋、ごぼう、しめじ、しいたけ、たまねぎ、などは体をやさしく温める働きがあります。

冷え性だけでなく胃腸が疲れ気味の方にもおススメです。

漢方薬は酸化物質によって排泄反射を誘発し交感神経緊張状態にある人の症状を改善します。しかし、これらは本来酸化物質なのであまり大量に長期間服用すると交感神経刺激を起こす事になります。これが副作用です。体重減少、疲れ、不安感、粘膜障害などがこれにあたります。ですから、服用期間については主治医の先生と話し合い、患者さん自身で考える必要があるのです。

漢方薬と同様に酸化物質として排泄反射を誘発する物があります。アルコール、酢、カフェイン、辛いものなどです。アルコールも酢も生体内で分解されると水と炭酸ガスになります。このため、利尿作用が起こりリラックスした徐脈になります。しかし、酸化物質なのでアルコールを飲み続けると交感神経刺激症状が出てきます。頻脈となり妙に元気になり「二次会はカラオケ」という流れになるわけです。

漢方薬や鍼治療は自律神経系や免疫系に強い影響を与えています。漢方薬の多くは植物由来の物質で酸素結合が進んだ状態になっています。からだの中に入っても栄養にはならず、味も悪いです。少量を経口摂取するとからだからこれを排除しようとする「排泄反射」が起こります。排泄反射は副交感神経反射であり、唾液分泌、消化液の分泌、消化管の蠕動運動、利尿作用、血圧低下、末梢血液循環の促進などを誘発します。これらは不要な物質を排泄させる反応です。

鍼治療も少量の痛みと組織破壊により逃避反射を誘発します。逃避反射は副交感神経刺激となり末梢血液循環の促進や唾液分泌、消化管の蠕動運動、その他を誘導します。鍼治療の日に眠気が強いのもこのためです。

このように「漢方薬」や「鍼治療」は交感神経刺激症状(食欲不振、高血圧、腰痛、肩こり、不眠、焦燥感、頭痛、冷え性など)をもつ方に絶大な力を発揮します。

当院は治療院で来てくださった方には施術や運動療法を行います。

ただし、自費できていただくため毎日ではありません。

多くは週に1回といった頻度です。

重要なのは患者さんが訴えている問題に対して必要最低限の回数で終わらせることです。

当たり前のことですが、患者さん自身の自己管理で改善した方が良い点は助言します。

治療は週に1回の60分~90分です。それ以外は患者さん自身で管理するしかありません。

例えば、、

「仕事はPC業務が多く、肩こりが治らない」という方が家でもネットサーフィンばかりしているとしたら、

その生活習慣を考え直さないと問題解決には至りません。

「寝る前はネットでなく音楽聞いてみたらどうでしょう」と言います。

そのアドバイスも思いつきで行っているのではなく、根拠があって言っているのです。

なかには、「うるさいなぁ」と思う方もいるかもしれません。

しかし、患者さん自身に進むべき方向を導くことも仕事だと考えています(保険診療の多くはそこまで手が回りません)。

早く良くなってほしい」ので言っているのです。

「二人三脚で問題解決へ」が当院のスタンスであり、何か異論、反論があれば何なりと言ってほしいと思います。

常にオープンでいたいと思います。

知り合いの人がこんな一言を言っていました。「瘀血が気になる」

瘀血というのは血行が悪くなって血が滞ったものをいいます。

この瘀血にある人の特徴は青あざができやすい、慢性の肩こり、循環器系に持病があるなどです。女性では血行不良による生理痛がひどい等の原因となります。

生活では長時間同じ姿勢でいたり、冷えやストレスが長引くと瘀血の原因となります。

このような方は鍼灸治療はもちろん、適度な運動や体を温めることが効果的です。

おすすめ食材は「れんこん」「さといも」「らっきょう」などで飲み物はしょうが紅茶や黒糖紅茶などが良いです。

電車で向かい側に座る6人がスマホを操作している、なんてことも良く見る光景となりました。

自宅でもヘビーユーザーがいることは容易に想像できます。

「グーグル」「ヤフー」「Facebook」で何かを検索して1時間後にはまったく違う記事を読んでいた、なんて事はないでしょうか。

私たちの身体は常に何かを探求するようにできているのです。

このような時、体内では「ドーパミン」が生成されています。ドーパミンは獲物を探す、先がどうなるのかを知るということで分泌されます。脳はこのようにドーパミンがじわじわ出る状態が好きなのです。

ドーパミンという物質は注意力を高め、意識を覚醒することに関係しています。脳内のドーパミンを高める薬(コカイン、アンフェタミン、向精神薬のリタリンなど)を摂取すれば覚醒の度合いは増してきます。スタンフォード大学の研究では、「マウスの脳内からドーパミン輸送体を排除したら(それによりドーパミンが長く神経系に留まる)睡眠時間が格段に短くなった」という結果でした。

ドーパミンが意欲や注意力に関係する一方、セロトニンは充足感や緊張の緩和を促します。どちらの作用が強くなるかは眠る前にスマホ、テレビ、PCを見るかどうかで決まります。

ここで私が伝えたいのは、これらの機器との付き合い方を考えてもらいたいということです。

①就寝90分前にはブルーライトを遮断する。

身体が必要としている深い睡眠をとるには、寝る90分前にはあらゆる画面の電源を切る必要があります。これを日課とするように。どうしてもパソコンを使う必要がある時はブルーライトをカットするメガネやフィルターを使いましょう。

②スマホの代わりになる楽しいことを見つける。

紙でできた本を読み壮大な物語や知識を得たり、リラックスできる音楽を聴く、身近にいる人と会話する、などいかがでしょうか。愛情や思いやりを表現することは周りの人にとってもプラスとなります。

③寝室にスマホを持ち込まない。

携帯電話やスマホを枕元に置いておくと、真夜中でもメッセージを受診していないか確認する人も多いのではないでしょうか。これは明らかに睡眠のリズムを崩します。携帯電話やスマホの画面から出るスペクトルは日中に分泌されるべきホルモンの分泌を促すので、眠っている時に分泌されるセロトニンの分泌に遅れが生じ量も減少します。

どうですか、まず睡眠薬というのでなく、その前に出来る事は試してみてはどうでしょうか。

昨日患者さんから「感動しました」と声をいただきました。

その方は5年以上前から首肩のこり、痛みに悩まされ病院へ行っても鍼をしてもらっても治らず

当院のホームページを見て来院されました。

本当に切実な問題である事は表情からしても伝わるものがありました。

2回の治療後に痛みの70%は無くなったようで、「周りからも最近痛いって言わなくなったねと言われました」

と随分明るい表情で状況を話してくれました。その中で「感動しました」と声をいただきました。

身体の問題が解決してくると精神的にも改善してくるということが改めて分かりました。

「身体の新陳代謝に変化があれば精神にも変化がある」という考え方を「心身一元論」といいます。

一定の精神状態にするために、身体のコンディションを整えるという事がとても大切なことだということです。

「これからも多くの感動を届けていきたい」そう思っています。

先日首の鍼をしてもらいに綾瀬の北京堂へ行ってきました。

私は鍼の学生時代から度々首が痛くなり、その度に鍼治療をしてもらってきたのです。

今回は首の痛みは無かったのですが、度々痛くなることもあり念のため鍼をしてもらいました。

すると「首の右側の筋肉が硬く8番鍼でも入らない」ということでした。

特注鍼を入れてもらい「来てよかったな」と思っていました。

8番というのは通常の鍼灸院でもあまり置いていない0.30mmの太さの鍼です。

その鍼が入らないというのは、例外なく筋肉内の血流障害が起きています。

こんな状態で寝違えたり、遅くまで資料を作ったり、山登りしたり、ちょっとしたきっかけで筋肉が悲鳴をあげるでしょう。

地震が起きるメカニズムでは「プレート同士のひずみが蓄積されて、ひずみの限界点であるプレートが元に戻る力で地震が起こる」といわれています。

身体でも症状が出ていない段階で治していけば、身体の負担が少ないだけでなくトータル的にコストや時間的な面でも少なく抑えられます。

ここで提案です。

「健康鍼断」

血糖値や血圧のように数値で表すことは難しいですが、生活習慣もお伺いして定期的にチェックした方が良いかは助言できます。

鍼を入れてわかる事もあります。

同じような問題を繰り返す方は特に注意してセルフチェックをお願いしたいところです。

特に肩こりや慢性腰痛の方は「健康鍼断」をススメます!

不眠というのは皆さんも経験した事がある方が多いのではないでしょうか。

「快眠と不眠のメカニズム」によると不眠のタイプは大きく4つに分けられるとあります。

①入眠障害

寝付くのに30分以上かかる場合を「入眠障害」といいます。
精神的問題や不安、緊張により起こる事が多いです。

②中途覚醒

中途覚醒とは入眠後に睡眠の途中で何度も目が覚めてしまうことです。中途覚醒が多いと翌日の身体・精神的活動に悪影響を及ぼし、日中の眠気が出たりします。うつ病、ストレス、環境の変化、アルコールの摂取などでよくみられます。

③早朝覚醒

起きたい時間より2~4時間ほど早く目が覚めてしまうことが続く状態をいいます。
うつ病に特徴的な症状であることが多く、体内時計の変調により老年者でもよくみられます。

④熟睡障害

睡眠時間は充分であるにもかかわらず、眠りが浅く、目覚めたときに熟睡感がない場合がこれに当たります。運動不足や起床時間が一定でない方に多くみられます。

とても分かりやすい分類で臨床でも不眠を訴える方はこのどれかに当てはまります。

上記にあるように不眠の原因は多く挙げられていますが、多くの場合「自律神経失調症」が関係しています。

アルコール摂取は予診票や問診で確認して日本酒2合以上、入眠の3時間前までに飲酒している場合は指導します。

環境の変化や不安、ストレスは結果的に交感神経の過活動を生み、首の後ろ側の筋肉が凝ってきます。うつ病も同様に多くの方が首こりを抱えています。

「眠る」というのは生理的には①心拍低下、②血圧低下、③呼吸数低下、④血管拡張、⑤胃腸の働き促進などがおこり、これは副交感神経優位の状態です。首には副交感神経の司令塔があり「首凝り」で血流が悪くなると交感神経→副交感神経へのスイッチが上手く働かなくなるのです。

このレベルの首凝りは芯から凝ってしまったことが多く、鍼灸が効果的なことが多いのです。

私が患者だったら、安易に「睡眠薬」を飲むことはしません。

それは長期的な服用での副作用はまだ良く分かっていないことと、根本的な解決策だとは思えないからです。

カフェインの影響も考慮しなくてはいけません。

「SLEEP」によるとカフェインの半減期は5~8時間といわれています。このことからコーヒーは午後2時までと提唱しています。カフェインの作用で副腎に刺激を与え睡眠を阻害するアドレナリンとコルチゾールを分泌させます。

上記の書籍を読んでからコーヒーを飲むのは基本的に午前中にしました。

このように鍼灸はとても効果的ですが、問診も同じくらい大事な作業として行っているわけです。